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  映像研究

木曜日が過ぎて記す備忘録

 
・朝から橋本方面の業務へ。梅雨のような空だけれども雨が降っていないのだから自転車。自転車に乗って駅まで行くことが日常になった。自転車のデザインについて意識しなくなった。「これおしゃれだなー」とか「いまおしゃれな自転車乗ってるなー」とか考えない。考えなくなってからが始まりで、自分の生活を構成するものとして、日常生活の中では意識しない良さがある。着るものも、履くものも、持ち運ぶものも、あるいは住む家にもそういう良さがあるのだろう。そして時々「ああ、自分はこれが本当に良いと思うなぁ」と思い出したり、新しく気がついたりする。そういうことが面白い。面白いと思いながらどんよりした空模様の下、町田の国際版画美術館で『空想の建築』展へ。ずっと行きたかった展覧会にようやく行くことが出来た。偶然にも(もちろん知っていたのだけれども)十数年前に観たことがある立体の作品が展示されていて、その作品にぐっとくる気持ちとは別に、その作品を観る、自分の鑑賞の仕方とか、単純にその時間の幅とかを思って、不思議な気持ちになった。早めに帰宅して買い置きしてあった野菜と冷蔵庫の旬な豚肉を使ってラタトゥイユを作る。家族が実家から餃子をわけてもらってきた。夕食を食べながら今日会ったことなどを話して寝る。