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  映像研究

木曜日は業務

 
・木曜日は午前中から週に二日の新しい業務へ。お昼で退勤して橋本から多摩センターで乗り換えてモノレールに乗って日野税務署へ向かう。このように東京の南を移動することにも少し慣れたかもしれない。新しい生活には新しい車窓がある。そして約二ヶ月経って納税地の移動をしていよいよ書面による引っ越しが終了したのかもしれない。そういえば親しい人たちに引っ越しのお知らせと新しく家族になったお知らせのはがきを郵送している。日々そういう想像もしなかったようなことを自分がしている不思議を感じつつ、気がつくと緩やかに意識は変化していくのだろう。今日夕方駅ビルのエスカレーターを上っている時になぜかふと「ああ、もう全然ゼロ年代じゃないんだな」と思った。例えば『すいか』というドラマから10年目の夏を迎えることも考えてみると凄いことだ。それは2003年の夏のドラマで、ともさかりえ演じる絆さんは27歳という設定で、それを見ていた自分はそれよりも年少だったけれども、今や小林聡美演じる基子さんの34歳に追いつかんとしている。お酒を飲んでふと「私みたいなもんもいていいんですかねぇ」と言ったならば浅丘ルリ子演じる教授に「いてよし。」と言われるような年齢になったのかもしれない。そして更にそれよりも今に近い5〜7年くらい前に確かに指し示していたと思っていた「敵/てき(または的/まと)」は完全に別のものになったとも思った。その感覚をうまく言葉にすることが出来ないけれども、例えばそのことを「資本による支配はその『配置』を変化させた」というふうに言ったりすることができるのだろうか。そのような事柄をこのような方法で考えることを(日記を書きながら考えることを)続けようと思う。