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  映像研究

隙間の時間の言葉

 
・隙間の時間の言葉を記す。それは例えば(例えでもない)ひょんなことから手伝うことになった映像編集のレンダリングの合間に記される言葉。それは例えば(例えでもない)編集の途中段階のものを一度チェックしてもらっている合間に記される言葉。そういう言葉がある。あるかもしれない。


・生きていると突然芝居をすることになるということがある。あるかもしれない。例えばそれは通っている学校の授業なのだけれども、予告されていた「広い意味での身体表現を学ぶ」という「広い意味」を自分にとって都合の良い風に解釈してみて「現代的な…からだがそこに存在しているだけで…ありのままの…」とか思っていたら、ある週に突然戯曲のコピーが渡されて、配役が始まった。配役が与えられたならばそれを演じるだろう。


・本を読むということに意識的になる2012年の5月。本を読む。本を買う。本を借りる。本を送る。本を選ぶ。本を並べる。本という物体。言葉やイメージが記された物体としての本。あるいは文字を読むこと。言葉を使って考えること。そのようなことの色々な部分が、色々なレイヤーが、色々な段階が、顕われたり、現れたりする。


・時間は進む。