&

  映像研究

竹林に入るのに相応しい格好を知る土曜日の午前中

 
・今日もなかなかによいお天気でウィーク・エンドは土曜日。



・午前中は、竹と帆布でできた椅子をつくるプロジェクト、通称はそのまま「竹椅子」の作業。某所の竹林から竹約20本を(ちゃんとことわった上で)伐採して運ぶ午前。竹は凄いという再発見。数本を抱えて歩く道すがら、近所の住宅の垣根として組まれている竹にも目がいく。ここにも竹。非常に簡単に作業できて基本的に0円。しかも春には食べたりもするマジカル・プランツ。背の高い竹を切って地面に立てて持っていると、何かの記憶を思いだしそうだったのだが、今思いだしたことにそれは中学校のときの「棒倒し」だった。あれはひどかった。色とりどりの髪の毛の上級生が色とりどりのスパイクを履いて飛びかかって来る映像が今も鮮やかに思いだされる、それは東京ウェスト・サイド・ストーリー。ちなみにそれは体育祭のリハーサルだったのだが、本番は「裸足で」というルールができた。ぜひ最初からそうして欲しかった。



・ユニーク・クロージングのカシミア風ニットが竹やら何やらの残骸で酷いことになりつつ、秋風に吹かれながら遠くて近い記憶を辿りつつ、午後からは業務へ。それにしたって新宿には警察官の方が非常に多い。おそらくは「APEC」に関連した緊張感なのでしょう。慌ただしく諸々の雑務を終えて帰路へ。途中思い立って覚えてないくらい久しぶりにフラッグスへ。タワーのレコードをちら見。10階の本とDVDのフロアの奥4分の1ほどがアニメーションのキャラクター的な表現に埋められていた。このタイミングでそんなことをする意味がよくわからないが、それらを購入する人がいるのだろう多分。「IN/SECTS」という雑誌を立ち読みして「 TRASH-UP!!」という雑誌も立ち読みたかったのだけれども、カバーがかかっていて読めなかった。節約期間につき購入はせずに帰宅。帰りの電車で引きつづき『風土の中の衣食住』を読む。果物についての項目。りんごについての異常に詳しい描写に完全に口の中がりんごになるが今は京王線に乗車。24時前に帰宅して、とりあえずりんごを食べる。