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  映像研究

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

怒濤あるいは無為

・2016年の9月はこうして終わって行こうとしている。不思議な時間だった。記憶がほとんどない。何かに追われていたように感じていたけれども何に追われていたのかはわからなくて、ばたばたと新学期の準備を始めていたということなのか。部屋でなにかテキスト…

夜長

・「秋の夜長」と言ってみれば、それは時間のことだった。時間がある。時間は常にある。ここにいくらでも時間はある。いまはゆったりとした時間に中にいる。音楽は時間だから他の事柄よりもゆったりとした時間を必要としている。聴く時間。からだが動く時間…

テーマソング

・この数日テキストを書く作業をしていて、書いて、止って、読んで、怠けて、また書く。そういう作業をしていると全く意味のないことも書かざるを得ない。「を得ない」というか、書いている。そんなときに必要とされるのがテーマソングかもしれなかった。書…

いま・ここ・2016

・今夜は今年初めての「ピエンロー」。寒くなってきたことを考えないでいたけれども、ピエンローを食べると今はもう秋だということを認めなければいけない。そして夜。夜に何事かをしていると、そこから脱落する時間が必ずあって、そんな時間には少しだけ缶…

立ち止まると

・立ち止まると時間のことを考えてしまう。流れないはずの時間を流れるものとして、その距離を測ろうとしてしまう。「5年前ならば」いや「3年前ならば」とか言ってる。確かに少し前の過去の地点ならば想像もできなかったような現在にいる。現在は更新され続…

20年前

・これはもう「20年前の音楽だ」というその「20年前」も、当たり前だが毎年更新されていく。20年前の音楽は複雑に心を動かす。

切実な表現というものがまだあり得るのならば

・ふと思い立ってamazonで七尾旅人『兵士A』のDVDを購入した。何かしらひっかかるところがあったけれども、急に「今これをみなければいけない」と思ったのはどういうことなのか。「切実な表現というものがまだあり得るのならば」そういうものを見たい。誰も…

書く言葉は

・気がつけば年度が半分過ぎようとしている。4月1日から始まって9月30日まで。それがなんだということもないのだけれども例えば25mプールで50m泳ぐとして(泳げないからわからないですが)、25m泳いで向こうの壁にタッチして(背泳ならばくるりと反転して)…

書く習慣あるいはつぶやきに近いもの

・書かなければ忘れてしまう。あるいは現に忘れてしまったことがある。あるいはそれは忘れてしまう程度のことだったのか。日々考えることは「シンプルかつ面白おかしい洋服を着たい」ということで、例えば胸のポケット部分に金のコブラの刺繍がされたシャツ…

練習

・実写映像の存在論、ということを考えてみたい。現在の映像環境において「実写」という言葉が何を指し示しているか。映像がフィルムベースから磁気テープ及びデジタルデータベースとなり、ほとんどの写真が物質的なイメージであることをやめた現在において…

投瓶あるいは投便

・201609101828。改札前のパン屋の喫茶コーナーにて、オレンジジュースを注文してノートPCのキーボードを叩いている。夕立的な局地的な雨がたった今降ってきたのだから、駅の構内には電話をする人やスマートフォンの画面を覗く人が多くいる。今日は基本的に…