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  映像研究

月曜の夕に

・202005181638。一日かけて各種業務連絡を終える。今日すべきことはあらかた終わったから(返信が来たらまた返信しなければならない。山羊のように。)、これから少しでも自分の研究作業に取り掛かろうとする今。「本当だったら」と言いたくなるがこれが本当だ。だから「別の世界だったら」と書いてみる。別の世界だったら、中央図書館で同じ作業をしていたかもしれない。あるいは別の世界だったとしても何らかの業務が発生して月曜日は休みのはずだがやむなく出勤していたかもしれなかった。もちろん電車に乗って。気づけば4/7から電車に乗っていない。そういえば自転車にも乗っていない。

 

・さすがにデスクワークつまりノートPC作業と定期的なスマホチェックによりからだの可動域の問題、筋肉でも柔軟でもあるが、ともかくからだに「動き」が不足している。シャワー浴びながら歌を歌っていて気付いた。「これは別のからだだ」と思う。アーケードやデパートのような場所を歩くからだも、電車に乗って壁にもたれるからだも、ドトールエクセルシオールで注文するからだも、忘れて(きて)しまったように思う。時々コンビニやスーパーの会計時にスムーズにカードや紙幣を差し出せないことがある。一方でスクリーンに向かって話しかけるときの隙の窺い方は上達(というのか)している。別のからだについて気になったからターザンを買った。

 

・土曜の夜のCINRAのイベントのラスト曽我部恵一という人のステージを山部のサニーディ好き(だということがわりに最近発覚した)S君どうしてるかなと思いながら聴いた。自分は『土曜の夜に』という曲が好きで、そういえば今夜は「土曜の夜」だがどうだろう、歌わないかな、しかしこの世界のこの今にその歌はちょっと違うかなどと考えていた。『土曜の夜に』は歌わなかった。『魔法』を歌ったのは良かった。月曜の夕に。「思いっきり叫び出したい」がふと過ぎる。

 


土曜の夜に - 曽我部恵一